東京駅大丸美術館で始まった「 絵本作家ワンダーランド 世界の絵本作家展II」に初日の夕方行ってきました。 世界の絵本作家展II 絵本作家ワンダーランド
入ってすぐにバージニア・リー・バートンの『ちいさいおうち』の原画が8点あり、目が釘付けになってしまいました。原画は絵本と同寸でこれまた小さいのです。そして、ビルに囲まれてしまったおうちは3.5センチほどと本当にちいさいおうちなのです。そのかわいらしいおうちが最後に引っ越した丘には昔いた丘のようにリンゴの木が満開なのでした。(桜かと思いましたがリンゴの木でした) 原画は、ケント紙風の紙の上に描かれ、岩波のシリーズで見るよりも遥かに深みを持った水彩の幾重にも重なる密度が豊かなグラデーションを見せていました。 さわやかなユーモアを漂わせるジョン・バーニンガムをへて、デッサン力抜群のガブリエル・バンサンの「アンジュール・ある犬の物語」は、スピード感ある極少のストロークで全てを描ききります。 12年前に、ほぼ絵本読みの子育てを終えてしまった私は知りませんでしたが、日本人作家の荒井良二、酒井駒子、出久根育らの新しい仕事にもとても興奮しました。 これからは、自分のためにゆっくり絵本を楽しむ機会を増やしていきたいと思いました。 荒井良二は、大きな国際賞を受賞して注目されたそうです。絵は、長新太と漫画家の谷岡ヤスジをあわせたような屈託のないタッチ。絵や人の感覚空間の楽しさと自由さをおおいに感じさせてくれます。荒井良二オフィシャルHP 1940年代作から2004年まで14作家、約180点の原画が展示されています。 ◎大丸ミュージアム世界の絵本作家展II 絵本作家ワンダーランドより引用です。 『ちいさいおうち』など歴史的名作で知られるアメリカのバージニア・リー・バートン、『ボルカ はねなしガチョウのぼうけん』でケイト・グリーナウェイ賞を受賞したイギリスのジョン・バーニンガム、児童文学のノーベル賞ともいわれるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を2005年、日本人として初めて受賞した荒井良二、同年にブラティスラバ世界絵本原画展で金牌を受賞した酒井駒子など、世界の人気絵本作家14人の原画に、 <えほんミュージアム清里>が所属する原画作品を加えた約180点を集め、 3つのコーナーに分けて展示。永遠の名作から若い世代の作品まで絵本の魅力をあますことなく紹介します。
by fantacl
| 2006-03-24 12:41
| 美術と展覧会
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