ミノリン教授のクリティカルな日々。いたずらターリーぬいぐるみ日記もいっしょ。 ★4月~9月までのドイツ研究滞在日記を半年遅れで掲載中です。 
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フンボルト大学ハルトムートゼミ初日
2009年4月15日記  プランツラウアーベルクにあるドイツ語学校TANDEMの時間割は、9時半から11時までの一限と、30分の休憩を挟んで1時までの二限の合計3時間授業です。今日は水曜日なので2時からフンボルト大学でゼミが始まります。午後1時の授業終了と同時に地下鉄U2でアレキサンダープラッツ駅までとって返して歩きながらサンドイッチをほおばり、市の中心は世界遺産美術館島近くに位置するフンボルト大学教育学部へ行きました。
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※美術館島から西一筋の所に建つ哲学科教育学部の建物。
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初めてのハルトムート・ベーデキントゼミ参加です。フンボルト大学教育学部の校舎は、美術館島はボーデ美術館から一辻だけ西へづれた所です。半期のゼミで、今日から全員新人の受講生です。この部屋はLernwerkstattといって学びの工房と言った意味のワークショップルームです。学生は全員、小学校の先生のタマゴたちです。
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☆「不思議な紙おむつ」ワークショップ
ハルトムート先生から簡単にミノリも紹介してもらって、ワークショップ始まりました。6人ほどの机の中心にうやうやしく紙おむつが3つほどおいてあります。水を含ませるとどんどん吸収されるのですが、一体全体一つの紙おむつがどのくらい水を吸収するでしょう? またどうしてそんなことが出来るのか想像してみて??と。
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大人ならすでに知っている知識に頼るのではなく、自分の手で分解して、どれくらい水を吸収するのか簡単な実験をやってみます。いろいろな角度からの試行錯誤を体験すること、そして自分なりの考えを組み立てられるように方向づけをするのです。
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教えるのではなく、環境を整え刺激して気づきを誘い、あくまで自らの力で自分の考えが構築できるようにさせ、のばすこと、、、。Denken der Handといって「手」を使って考える、ということを重視しています。
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※真ん中奥がフンボルト大学(戦前はベルリン大学といっていた。森鴎外が留学した。オペラ座より見たところ)
☆Stattsoper Berlin unter den Linden
帰りがけに、ウンターデンリンデン通りはフンボルト大学本館前に建つ国立オペラ座の演目を見ていたら、老婦人がよってきて、チケットがあまっているからかわないかというのです。ダフ屋かと思ったのですが、全く姿も物腰も品のあるおばあさんです。値段もチケットにあるそのままの11.2ユーロだから1500円くらい。マクベスが7時半から始まる三階の四列目です。
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どうやら、旦那さんが具合が悪くなったとのことで、「人生には時たまそんなことがあるのよ」みたいなことをいっていました。えいとばかりに購入したのでこれから準備してまた出かけますが、オペラ座はアパートから歩いて約8分です。ちなみにボーデ美術館近くの大学教育学部までは15分くらいです。
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※開演を待つ人々
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by fantacl | 2009-10-20 23:00 | ドイツ滞在
その2日記 ミッテのアパート
2009年4月14日 
ベルリンミッテは美術館島南端の部屋からネットを使えるようになりました。このアパートを持っているホテルオーナーのシュテファンから彼個人のUSBモデム(小さなスティックタイプ)を貸してもらったのです。ピカサアルバムを開いてみたところ早くはないけれど、そこそこのスピードが出ているので使えます、やれやれ、、、。

※聖人ゲルトラウトの像のある橋からKupfer graben運河を見る。奥右岸が2ヶ月半お世話になるアパートとベルリン発祥の地、旧cölln村だった中州。
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ロングステーの為の部屋の広さは、窓の方の横幅が二間(3.6m)×奥行き4m=14.4平米と玄関シャワーとトイレがついて、25平米といったところです。居室は我が家のダイニングキッチンと同じくらいです。ベッドはダブル幅でゆったり、白壁に明るいフローリングなので狭さは感じません。築年数は、窓枠の様子から察するに35年くらいかな?まだ東独時代の質素で合理的な都心型マンションアパートですね。入り口から廊下は、人の出入りとセキュリティー機能を満たしてはいるけど質実剛健質素そのもののたっだの空間に過ぎず、なんの潤いもありません。シュタージ(東独時代の秘密警察)がどこかで監視していそうな感じがしないでもない、、、。

※ベルリンに現存するもっとも古い鉄橋のユングフェルン橋と鉄筋コンクリート製のアパート。
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到着以来風邪気味の体調は徐々に回復している様子です。初日に部屋の掃除やリネンの取り替えに、ホテルから派遣された愛想のない女性が来ましたが、ドイツ語も英語も通じません。ホテルで聞いたらハンガリーの人らしいです。挨拶もできるかできないかといったほど通じないのに毎日異国で仕事をしているのは大変だと思いました。ホテルの掃除係にもう一人イスラム系のおばさんもいますが、この人はドイツ語ができます。掃除ゴミ出しは週一です。ホテルとアパートオーナーのシュテファンの人柄そのもので、部屋の使用規定書も備わっていないかなりアバウトな管理のホテルm68とアパートです。でも、本来のドイツ式にきっちりやられたら、かえって居づらいので気が楽です。

※ユングフェルン橋1798年製 
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※右側は外務省の長い建物、左奥がアパート。
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※アパートから北に5分でこの風景に出ます。左はベルリンドーム、真ん中には東ドイツ時代の共和国宮殿(国会)があったところで、現在は戦前まで建っていた古い宮殿をこれから復活建設させるための敷地です。
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by fantacl | 2009-10-20 22:29 | ドイツ滞在
 ドイツ語学校TANDEM Berlinへ
2009年4月14日記  ☆ドイツ語学校TANDEM Berlin受講が始まった
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今日は語学学校初日。散歩がてら歩くことにしたので9時半の始業のところを朝8時半にアパートを出て、テレビ塔の横を抜け、Alexanderplatz駅を抜け北上。新緑が光り輝き、ユダヤ教会のレンガの色が豊かで、なんとも美しい住宅街地区を歩くこと50分でドイツ語学校タンデムにつきました。地下鉄U2に乗れば15分程度です。思ったより小さな学校です。商店街長屋の一角です。授業開始10分前に到着し、日本からネットで申し込みしてあることを伝え、二ヶ月分の600ユーロを払いました。おそらくここはベルリン一安い授業料ではないかと、、、。
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授業レベルは、ネットのレベル検査テストでA2かB1の真ん中となっていて、「どちらに参加してもいいですよ」みたいに言われました。30年ぶりのドイツ語学校なので、A2レベルからにしました。(でもカリキュラムの途中参加だったのでA2は2週間程度で終わり、クラスごとB1にアップした。)
クラスは小ぶりで9人程。イザベルとベロニカはスペインから、マヌエラはスロバキア、エバはスエーデン、キムはコリア、アントニオはスペイン、他にイタリア人の男の子がいました。といった具合でインターナショナル。何人かはホテルで働きつつ勉強しに来ているとか。みんな二十歳前後かな。男女比は6対3です。先生は若いカトリーナさんで、親切な取っつきやすい感じの28歳くらい。
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※写真は4月30日のスエーデンに帰るエバ(右から三人目)の最終日記念写真。

テキストはなく、その日ごとにコピーを配り、それを使って授業進行します。今日は、住宅を借りる場合の話です。新聞の住宅情報をみて、グループワークで場所や設備や値段などの条件を比較して、借りたい物件を決め、なぜ借りたいのか話したりするのです。
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☆Prenzlauer Berg 人気のプレンツラウアーベルク
ぼくの借りているアパートが一日23ユーロであると話したら、みんなから「高い!」との声が。若い人たちはもっとずっと安い住まい方をしている様子。
この学校のある地区はプレンツラーウアー・ベルクといって、昔は東ドイツの秘密警察の国家保安官達がすんでいた怖いところだったらしいです。19世紀にたてられた古い長屋型住宅街が続くのですが、緑が多く、比較的家賃が安いこともあり若い人が多く移り住んできているとのことで、現在はガラっとおしゃれな街に変身したそうです。学校帰りにぶらぶらしたら本当に美しい町並みでうっとりしました。
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水道塔の真ん前にあるレストランで7ユーロのランチをとりました。マールタッシェンといって、中国餃子が由来のもの。中身はポテトでした。来る前に買い込んだ旅名人ブックス(日経BP)にも、改めて読んだらちゃんとこの地区が紹介されていました。でも普通の旅行解説書にはまだ載っていないようです。
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by fantacl | 2009-10-17 23:18 | ドイツ滞在
アパートは旧東ドイツ時代の集合住宅、、
2009年4月13日記  ☆ベルリンミッテは博物館島南端のアパート生活
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ベルリンは到着以来ずっと一週間晴天で5月の陽気。乾燥してる。手がかさかさになるので、ビジネスクラスのトイレにあった保湿クリームが役立ちます。ついでにアパートの部屋で履くスリッパもビジネスクラスのもので間に合わせているのです。洗面台で洗う洗濯物も短時間でしっかり乾燥!野菜など生ものも腐る前に乾いてしまうのは驚きです。
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でも喉が渇く分、水分補給が必須でペットボトルは手放せないので、これまた機内でもらったサントリーの天然水のボトルにお茶を移してからそれを持って出かけるようにしています。風邪は良くなったと思ったらそれほどでもなく、旅名人の園田先生からもらったベンザエースIPで押さえています。こちらの薬は日本人には強いらしく、さらに医者の処方がないと購入できないので、たりない分は日本から送ってもらうことにしました。
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語学学校は明日から、フンボルトのゼミは明後日からなので、このところ昼のうちは博物館見学を集中しています。アパート自体が世界遺産であるベルリン美術館島の南端なので、徒歩圏内に見るべき物が沢山あるので助かります。
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生活パターンといえば、シャワーですが、ドイツ人は週に一回しか浴びないとは聞いていたけれど、これだけ乾燥していればそれはうなずけるとばかりまねしてみましたが3日で限界。アパートは旧東ドイツ時代に建ったプレキャストコンクリートの集合住宅ですが、お湯はすぐに大量に出るので、とても浴びやすいです。また、ミニキッチン付きのワンルームだがおよそ10畳あり、窓も広く閉塞感はないのが幸いです。
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☆アパート付近散策
きょうは、ベルリンミッテの美術館島南端に位置するアパートの入り口とは反対側の東側出口から出て、東に位置するアレキサンダープラッツ駅に徒歩で買い物に行きました。昼食は駅にあるアジアンファーストフードですませたけれど、800円の割には塩辛くて残念でした。
それから、思いつきで南側に歩いて、ベルリン一古いレストラン"Zur Letztes Instanzツアーレッツテスインスタンス"(最後の審判)というのを発見しました。ここにはナポレオンも訪れたそうです。豊かなみどりがあり屋外でのランチに良さそうなところでした。その周辺には、古い裁判所、爆撃で壊れた教会、尖塔だけ復活されていない白い教会など散策していて次々に出てくるので飽きることがありません。

ベルリンを貫くSpreeシュプレー運河に突き当たると、そこには、水位調整の水門ミューレンダムでした。観光船が前後の水門に挟まって、水位を高くするのを待っている様子をジッとひなたぼっこしながら見守りました。
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by fantacl | 2009-10-17 01:20 | ドイツ滞在
秘密警察STASI記念館やヒトラー最期の地下壕
09年4月9日の日記  ☆STASI AUSSTELLUNG
Unter den Lindenと平行するフランツォージッシェ通りを南下していたらティアーガルテン手前で道がふさがる形になり、その奥にSTASI AUSSTELLUNG(秘密警察記念館)があることを知った。Eintritt frei(入場無料)で、歴史展示の他、当時の盗聴器やそれらの仕掛け方、隠しカメラ、盗撮の仕方、テープレコーダー、エプソン製のドットインパクトプリンター等が展示されていた。ベルリンには、ここの他スタジーの本部が本格的な展示で知られている。そちらにも機会があればいってみたい物だ。
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☆Denkmal fuer die ermordeten Juden Europas
そのあとDenkmal fuer die ermordeten Juden Europas(虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑)を見た。モニュメントが配置された広い敷地の北寄りに地下展示室への入り口がある。入場者数を20名ほどに区切りながら開館している。地下の空間には、迫害虐殺をされた家系ごとのサンプリング展示があった。上部のモニュメントデザインが地下展示室にそのまま突き抜けたようなデザインで事の重みを表現していて印象的だった。 
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ホロコースト記念碑の設計は米国の建築家ピーター・アイゼンマン。ベルリンはブランデンブルグ門の南側すぐの一等地約1万9千平米に石碑2,711基がグリッド上に並ぶ、本当に巨大なモニュメント。厚み約1m×横幅2.4mのコンクリートブロックが、高さ0mから約4mまで様々な高さで連なっている。地面もゆったり波打っているため、ブロックも地面に添って自ずと波打つ壮大な景観を見せている。商業開発をすれば、相当な施設が出来る立地をこれだけ広く使った記念施設も珍しい。ドイツがそれだけホロコーストに対して深い反省を表明している証としての施設だ。
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さらに、テイーアーガルテン近くでナチ党本部あとの説明パネルを発見。今は小さな公園とアパートになっていて、この辺の地下壕でヒトラーが愛人エバーブラウンと服毒自殺したと、自転車によるベルリンツアーのガイドが話しているのを横で聞いたりした。ここから東に300メートルも行けば、ポツダマープラッツとなり、付近にはゲシュタポ跡地とその後のベルリンの壁が重なるトポグラフィーオブテラーがある。
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☆食事事情
ドイツの黒パンにはVollkombrotという発酵させたような熟成パンがある。日にちが経ってもしっとりしていて堅くならないところがよい。もっとも初めから堅いといった方が正解。穀類の粒状がハッキリしていて芯があるのだ。スーパーでの買い物は、まだなれないが基本食材は日本より二割方安い感じだ。パプリカとマッシュルーム、ズッキーニにハムを加えて、オリーブオイルに塩こしょうでイタリアンバジルとニンニクのシーズニングをかけてフライパンで炒め、しっかり昼と今晩の食事用の料理をこなした。
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by fantacl | 2009-10-16 19:13 | ドイツ滞在
09年4月7日、ドイツへ出発日記記録-その2
ICEにてフランクフルトからベルリンへ移動

★ユーレイルパス
ANA NH209フランクフルト16時35分着。定刻より少し早くフランクフルトにランディング。天候良好のうえに、思っていたより気温が高い。相模原と変わらないかこちらの方が暖かい。木々の新緑や白、黄、ピンクなど何種類も花木がみられ、すでに5月ではないかと思ってしまう。これも暖冬のせいなのか? 

フランクフルト空港駅のライゼビュローでユーレイルジャーマンパスのバリデート。ついでにベルリンまでの列車を尋ねる。ICE1090はフランクフルト中央駅より18時13分発でベルリン到着は21時48分着予定。カウンターの若い女性は予約した方がよいという。確かに通勤時間帯でもあり11ユーロ払い指定席にする。フランクフルトでサンドイッチとミルヒカフェー5.6ユーロを仕込んで搭乗。ざっと見回したところ50%乗車で予約までは必要なかった。

ユーレイルジャーマンパスはフレキシータイプという一ヶ月内の任意の5日間を有効に使えるパスで、二等車だと202ユーロ、日本での購入が25000円のパスだ。フランクフルト→ベルリンは片道一回で113ユーロだから、その割安感はたいしたものだ。
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※写真は旧東ドイツ生き残りのアイコンであるベルリンのアンペルマン。

★財務計画が、、、
今回の旅は列車を選択しすぎである。乗り継ぎでベルリンへ入る航空券の方が楽で早い。この点はANAよりフルトハンザの方に分がある。鉄道移動は重い荷物を抱えての乗り換えの面倒が増え、移動に5時間も追加となるが、車窓からの風景の移ろいに現地状況を読み取るごとが出来るメリットがある。

飛行機の中でも少しのどが痛く、また全体にけだるくなり風邪の引き初めの兆候が出たので、トローチと葛根湯を服用した。またICEへ乗り換えてからも、急にのどがからからで額が汗ばみだるくなったのでトローチ+葛根湯で対処。現在小康状態だが今度は胃が痛くなったりと、出発前二日間で7時間しか眠れていないことがったたっている。
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※写真は聖人ゲルトラウトの像。Spree運河がボーデ美術館のところで二またに分かれた片方のKupfer graben運河奥右岸が2ヶ月半お世話になるアパートのある旧cölln村だった中州。

夜22時に到着するベルリンでは、ミッテの二つ星ホテルm68に一泊となり、このための60ユーロももったいない話だ。飛行機乗り継ぎなら7日の時点でアパートに入れたわけだ。やれやれ、節約大作戦も座席予約やホテル一泊代などすでに71ユーロ(9600円)も余分に払っていることになる。(精算時に二日目からのアパート代の一泊分23ユーロにまけてくれた。約40ユーロ安くなたのでこれは杞憂に終わった)
また、2月に125円だった対ユーロ為替が140円となっていることも痛いな。初期の計算が10%も違ってしまう。為替変動は、Mac Book Air のダッシュボードにCurrency Conberterというウイジッドをインストールしてチェックしている。
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by fantacl | 2009-10-15 18:18 | ドイツ滞在
09年4月7日、ドイツへ出発日記記録-その1
ドイツサバティカル滞在を終え帰国してからすでに一ヶ月たとうとしています。だいぶブログ更新をサボりましたが、私にとってのサバティカルとはいったい何だったかと言う命題や、ドイツと日本の何がどう違い、示唆や刺激に富んでいたかなどを探るつもりです。一ヶ月たち忘れてしまったことと醸成されたことが綯い交ぜにあると思いますが、それらを見定めるためにも4月7日から9月17日までのドイツサバティカル滞在記録を順次アップすることにしました。

★07/Aril  いよいよ出発
5時起きして、出発準備。前日は、新年度学部ガイダンスののちキックオフ会が夜21時半まであり、帰宅は22時頃となる。半年ドイツ滞在用に購入したウエスタンデジタルの外付けハードディスク”マイパスポート”HD500Gへのファイルコピーなどで時間を取られ、結局3時間しか眠れず寝不足気味。早朝4時半頃起床し6時5分の予約タクシーで町田へ。6時31分のあさぎり号で新宿。8時2分の成田エクスプレス11号で成田へ。

成田空港第1ビル9時31分着。南ウイングの4階出発ロビーで100リットルの旅行バッグに詰め込んだ重たい本を取り出し機内持ち込み手提げ袋へ移し軽くする。ANAカウンターで21.1kgの計量だが追加料金はなし。本を入れたままだと優に30kgにはなったはずで、これだとさすがに追加料金だっただろう。

☆フライトはANA NH209の成田11時30分発、フランクフルト16時35分着。
 
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★ラッキーなことにビジネスクラスへ
ネットでエコノミーの座席予約をしたのに満席とのことでビジネスクラス16K席へ移動とのこと。クラス最前方窓際でかなりラッキーなことに。ビジネスクラスはエコノミーの約倍スペースあり、リクライニングはほぼ水平で非常にくつろぐ。右足のうっ血感が少なくてすむ。食事メニュー、スイーツ、ワイン日本酒と当然だがエコノミーよりグレードが高い。およそ4時間は眠ることが出来たと思う。iPodでブラームスバイオリンソナタ、ギドンクレメールの演奏を三回ほど聞く。

機内でアカデミー外国映画部門賞で話題となった「善き人のためのソナタ」"Das Leben der Anderen(他人の生活)"を見る。東ドイツの秘密警察シュタージと監視される劇作家の話。共産時代の裏側の非人道性がよく描かれている。また、芸術とは何なのかということ、芸術家はどうあるべきかを考えさせる。ベルリンの壁崩壊から18年ほども経ってからやっと描きえた内部ドラマ。ドイツ語に日本語字幕、ドイツ語が思いのほか、聞き取れたように感じたのは台詞がシンプルだからか?
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by fantacl | 2009-10-15 17:44 | ドイツ滞在
サバティカルでベルリンに滞在しています。
4月7日に成田を出発して、現在、ベルリン滞在が一ヶ月を超えました。
6月上旬まで、ベルリンの中心と言っていいところに住んでいます。その後ミュンヘンに移動してドイツには、9月17日まで滞在します。

ベルリンでは、フンボルト大学の教育学部にある小学教育のワークショップについて取り組んでいる研究室にお世話になります。難しいことを簡単に体験的に楽しく理解していけるかを研究しているところです。

ミュンヘンでは、「遊びと文化・教育的な取り組み」という名前のNPO法人にお世話になり、6月から8月にかけ、様々な形態の遊びと学びについてワークショップを通して体験してきます。

全体的に午前中はドイツ語学校通いをしています。30年前の学生時代にかじっただけなので、すごいブランクなので、基礎から立て直しています。クラスは国際的で大変刺激になります。

ベルリンのアパートは、東京で言えば美術館の沢山集中する上野か官庁の集中する千代田区に相当する所です。旧東ベルリン側になりますが、美術館島(Museum Insel)の南端、Spree運河のKupfer-grabenに面していてベルリン一古い現存する鉄橋であるJungferun Brükeが目の前にあります。ちょうど、ドイツ外務省の東側になります。アパートの窓からは、外務省の屋上に設置されている不思議な人型風見オブジェを毎日見ることになります。

中心地なのにとても静かなところです。ここから北に5分も歩けば、北にベルリン大聖堂、東にテレビ塔、西にドイツ歴史博物館やフンボルト大学、国立オペラ座を擁するウンターデンリンデンです。南側に行けば、メルキッシェス美術館やミューレンダムという運河の水門などがある、ベルリン発祥の地、旧ケルン村です。このアパートもケルン村エリアに属します。東に行けば、ニコライフィアテルといって、まさに旧ベルリン村です。毎日各地からの観光客があふれているスポットです。

長く更新が滞りましたが、この研究休暇準備や日々の忙しさ、慣れない環境、ネット回線の事情などがあり、留守になりました。午前中は、ドイツ語学校通い、午後は毎日ではありませんが、フンボルト大学の教育学部のゼミに参加しています。
これから少しづつ、ブログへの滞在報告を充実させていこうかなと考えています。
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by fantacl | 2009-05-11 06:37 | ドイツ滞在
ヨーロッパ立方体万華鏡ワークショップ巡業報告
わたしは、8月12日から9月4日までドイツ、スイス、ポーランドを旅行しています。この旅は立方体万華鏡の普及ワークショップの開催と子供造形教育の視察が目的です。九州大学の工学博士で万華鏡ワークショップ(以降WS)に情熱を持つ園田先生と一緒に旅をしています。園田さんが留学時の友人や学会などの折に実施し、知り合った友人知人や私の友人を頼って訪問やホームステーをしています。

★立方体万華鏡伝道ダイジェストアルバム
http://picasaweb.google.co.jp/minori.yamazaki/08

★ミノリヨーロッパ・中国旅アルバム
http://picasaweb.google.co.jp/minori.yamazaki
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ベルリンでは、FEZ-Berlinという子どもが作る子どもの街イベントに参加して、9名の子供と5名の大人参加でWSを実施出来ました。ミュンヘンでも FEZの原型となる二年に一回開催のミニミュンヘンで午前午後の2回で18人ほど参加のWSが出来ました。さらに、チュービンゲンでは、小児病棟で治療中の子供たち10名ほどが参加したWSを実施し、地元の新聞に紹介されました。そして、ポーランドのポズナンでは園田研究室の博士研究員だったマグダさんのお宅で、知人を集めガーデンワークワークショップが出来ました。

FEZ-Berlinは東ドイツ時代に開設された多数の造形教室をもつ森の中の子供の国です。年間を通じて各種の造形や音楽ワークショップを実施している施設です。また、ミニミュンヘンはミュンヘン造形大学を卒業した5人のギムナジウム教員が既存の造形教育に飽きたらず、独自のメソッドを考案したところから始まった子供の主体性をはぐくむ総合的な取り組みです。すでに30年の歴史を持ち世界的な広がりを見せ、今年は日本から約90人の参加者が訪れ日本館も出来ていました。

さらに、チュービンゲンの小児病棟はドイツナンバーワンの設備ということで、緊急の患者は広くドイツからヘリコプターで運ばれてきます。小児病棟の環境は子供たちの過ごしやすさを優先して考えられていて随所に楽しく工夫された表現があふれていました。園田さんの研究仲間であるウルム大学化学科のウリー教授からの電話でのアポイント一つで、我々を受け入れてくれたことに驚きました。

点滴をつけながらや、エコー検査で途中退席しなければならない子、胸部の手術あとも生々しい術後間もない娘さんや車いすの子、知的障害の男の子といろいろな病歴の子供たちが喜んで参加してくれ、2時間かかる立方体組み立てにスタッフもおもしろがって手伝ってくれました。形ばかりや見返りを期待した病院奉仕活動も多い中、まったくのチャリティである点や参加した子供たちに確かな達成感があることを高く評価してもらえました。

完成に2~3時間かかるWSは、5~10歳の子供たちにとって簡単であるとはいえません。ところが、立方体の鏡箱はそれを可能にしてくれます。この不思議は何なのかを突き詰めることが、私に課せられた課題でもあります。おそらくそれは、ステンドグラスのような透過光のもつ濁りのない輝きや、鏡像が形作る対称構図、それからなにより手のひらにのる小さな箱の中に無限に続く空間感が人々の好奇心を駆り立てるからでしょう。

立方体万華鏡のもつ不思議な力、つまり国境や世代、文化を越えた普遍性を持つことを再認識した今回の旅もそろそろ終わりに近づきました。わたしは、WSの度に人々との出会いと、作品を完成させる集中力に驚かされつづけました。また、なにより、果敢に伝道活動をされる園田博士の情熱や培ったヒューマンネットワークに感謝する必要が大いにあります。様々な障害を乗り越える情熱のみならず、やはり不断の努力からもたらされる言語能力と体からにじみ出るコミュニケーション能力にも敬服します。園田博士に刺激され続けた旅でもありました。
 
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by fantacl | 2008-09-04 20:54 | デザインとアート
歩かんね太宰府 いにしえの万華鏡吟行
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いにしえの太宰府にて立方体万華鏡作りです。
「歩かんね太宰府」イベントプログラムの一つ「万華鏡吟行」の一コマ。
奈良時代からのいにしえの里、太宰府の史跡と里山を巡り作句し、そのイメージを立方体万華鏡に表現するワークショップです。
観世音寺の戒壇院での朝座禅からスタートします。昨年12月につづき二回目です。

ということで私の句 ”いにしえの イニシエーション 戒壇院”
          ”無の境地 無理と悟りし 寒座禅”
          ”万葉と 万華鏡とが 邂逅す”
2007年12月の歩かんね太宰府万華鏡吟行記録
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by fantacl | 2008-05-31 13:38 | ワークショップ


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