ミノリン教授のクリティカルな日々。いたずらターリーぬいぐるみ日記もいっしょ。 ★4月~9月までのドイツ研究滞在日記を半年遅れで掲載中です。 
by fantacl
ベルリンの面白さとは。カモ一家の悲劇、、。
2009年5月19日記  
ベルリンの面白さを色々書いてきましたが、興味深い歴史の蓄積はベルリンに限ったことではありません。
何処に行ってもそれなりの人の暮らしの痕跡が転がっているものです。
たとえば、去年の10月にゼミ生を連れて、一泊二日で西日暮里から谷中、上野、本郷を歩きました。岡倉天心の日本美術院発祥の地、狩野芳涯の墓、徳川慶喜の墓、夢二と恋人が歩いた池之端などなど、それはそれは、様々な断面を発見して、下町歩きの面白さを実体験できました。

↓[外務省前にあるクマの親子の彫刻]
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ベルリンが他の都市と違うとすると下記の要因と思われます。

1.プロイセンの首都でヨーロッパの芸術・学問の中心として栄えた。
2.第一次第二次大戦の大本営であった。
3.ホロコーストの総本山だった。
4.その結果、大戦で徹底的に破壊された。
5.傷も癒えぬまま20年前まで東西冷戦の市街最前線だった。
6.上記の資産と負の遺産の間で、ドイツの首都にとどまらずEUの中心として
  再生を図ろうとしている。結果、色々な物や人が流入し、交差共存している。
7.ドイツ人の律儀さで、過去の資料が徹底的に保存され整理されているので、
  破壊を免れたいろいろな資料が出てくる。
8.いまだに破壊以前の元の姿をあちこちで再建しようとしている。

↓[泊まっていたアパートと外務省の間にある運河に来た白鳥]
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↓[泊まっていたアパートと外務省の間にある運河にいたオシドリ夫婦]
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これらがない交ぜになって不思議と人を引きつけるのだとおもうのです。
東京も、天災人災の荒波にもまれたという意味では、他に比べられないほどの経歴なのは勿論です。江戸の大火、関東大震災、東京大空襲と何度も灰燼に帰していますが、その痕跡や傷跡はほとんど塗り替えられて、むしろ探すのに苦労するのではないでしょうか。

↓[泊まっていたアパートからみえる外務省屋上にある風見のオブジェ人間]
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↓[泊まっていたアパートからみえる外務省の長い建物とベルリン一古いユングフェルン橋]
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↓[泊まっていたアパート前運河で起きたカモ一家の悲劇。六匹の小ガモが滝の下に落ちた!]
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↓[カモ一家の悲劇。親が滝の下に行くが小ガモは上に戻れない。上には家があり二羽の兄弟がいる。結局親ガモは下流に落ちた6羽を見捨てることになった、、、]
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たった1メートルの堰の落差が8ッ匹のカモ兄弟を悲劇に落とし込んだのでした。動物保護や環境保護にうるさいドイツの中心で、小ガモたちは家に戻ることが出来なくなりました。次の日は、下の運河に二羽ほどピーピーと鳴き声が聞こえましたが、三日目には一匹も見あたらなくなってしまいました。その後、上に残った二羽も結局滝から落ちてしまって、全滅と言うことになっていまいました。カモ一家の巣が滝からそう遠くないところだったことが問題ですが、この悲劇はもしかすると毎年のように繰り返されているのカモしれません、、、。
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by fantacl | 2009-11-17 23:16 | ドイツ滞在
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