ミノリン教授のクリティカルな日々。いたずらターリーぬいぐるみ日記もいっしょ。 ★4月~9月までのドイツ研究滞在日記を半年遅れで掲載中です。 
by fantacl
オラファーエリアソン 影の光 Your light shadow
 原美術館で本日まで開催していました。12時に行ってきました。昨年の11月17日からやっていたのですね。我が身の不勉強を恥じています。品川高輪口から御殿山ラフォーレ方向へ徒歩15分、帰りは南下して御殿山を下り西に回り込んで大崎ゲートシティへ出てきました。
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 オラファーエリアソンの光と影のインスタレーションが10室10点の展示です。光の投下、屈折、反射スペクトル分光の原理現象を丁寧に効果的にインスタレーションとして提示しています。1993年作のBeauty(美)という霧のインスタレーションは特別にプレファブを建て増しして実現しています。大中小三重のアクリルシリンダーにダイクロイックフィルターコーティングが施された、5室の「色彩の空間を包み込むもの」が最も効果的な色彩と光のシンクロしたインスタレーション空間になっていました。

 最後の10室目「単色の部屋と風が吹くコーナー」では、オレンジイエローの単一波長の光に満たされ、人々が色彩を失い完全なモノトーンになっていて、みなさんお互いの顔を見合ったりしながら不思議そうにたたずんでいたのが印象的でした。これは、ロンドンのテートモダンでの「The weather project」2003の時の巨大太陽とおなじ波長の光なのでしょう。

 それにしても、第一室の「beauty、美」は、霧のインスタレーションなのですが、作り出す側の端くれとしては、とても微妙な心境です。確か同じようなインスタレーションは、中谷芙二子という作家が80年代から「霧の彫刻」シリーズとしてやっていました。でも屋外が中心でしたので、虹もありましたが、大地にからむ霧の状況を見せるほうが主眼でした。

 オラファーのは、ブラックアウトした部屋にスポットライト一発で、光のスペクトルを際立たせたところがまーうまくいっているというか、やられたというか。。。
光を扱うものとして、やられた、、、しまった、、、どうしてじぶんがやってなかったの、、、という自責の念で、げんなりした、というのが正直なところです、、。

 「光の影」ではなくて「影の光」と言っているところが意味深です。
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 図録が次回海外でのプロジェクトと一緒に編纂中ということで、ありませんでしたが、出来上がったらお知らせの登録をしてきました。
◎原美術館
原美術館館内の階段ホールの光がなぜかオラファーのインスタレーションのような気がしてきます。
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by fantacl | 2006-03-05 18:59 | 美術と展覧会
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